ピタオ・コソビ
Pitao Cozobi
メソアメリカのサポテカ人に信仰されていたトウモロコシ(メイズ)の神。字義は「豊富な食料」。南部と山岳サポテカでは、それぞれ「ロククイ(Locucuy)」、「ベタオ・ヨソビ(Betao Yozobi)」と呼ばれる。この神はしばしば「コウモリ神」として登場する。収穫時に最初のトウモロコシの穂を集めるとき、特別な祝祭が行われたが、そこでは地元の家禽が生贄とされた。その血は主要な神々のために13辺のコバル(熱帯樹から抽出される樹脂)の香にふりまかれ、家の中庭にも撒かれた。このコバルは豊作祈願の祈りが唱えられている間に燃やされた。アステカのシンテオトルに相当する。
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