ヒドリエル
Hydriel
グリモアに言及される悪魔ないし霊(スピリット)。「レメゲトン(ソロモンの小さな鍵)」の第2部「テウルギア・ゴエティア」に拠れば、大空をさまよい一箇所にとどまらないという「放浪する霊」の第3の君主とされる。100人の大公爵、200人の小公爵、および数えきれないほどの従者の霊を従えるとされる。「ブリエル(Buriel)」と同じく彼らは処女の頭を持つ蛇の姿をしているが、彼らは(ブリエルの配下とは異なり)礼儀正しく従順であるという。配下のうち12人の公爵の名前が明らかにされている(下表参考)。「ステガノグラフィア(秘密書法)」では「アスタテース(ασταθής, Astathes)="不定の(もの)"」と呼ばれる者たちの一人で、ヒドリエルとその配下は池や湖や海といった水の中に住むという。