パトゥ・パイアレヘ

パトゥ・パイアレヘ

Patu-paiarehe

ニュージーランドのマオリ族の民間伝承に登場する妖精たちに対する呼称。「パトゥ・パレヘ(Patu-parehe)」とも呼ばれる。山の上や森の中の、高木の木の股にある繁みに集団で住んでいる。人間に似た小人のような小さな生き物だが、肌や神の色は白い。人間の気配をよく察し、時にはマオリ族の言葉で挨拶してくることもあるが、彼らを見つける事は容易ではない。これは小さいからではなくアトゥアと同じように人間の目では捉えにくい存在だからである。ヨーロッパの妖精と同じように歌や踊りを好み、また人間と結婚したという話もある。アルビノはこうした子供達の子孫だとされていた。マオリ族に人形劇や漁網を伝えたのは彼らだとされている。

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  • This Page Last Updated: 2016-01-22