アスピス
Aspis
中世ヨーロッパの伝説・伝承に登場するドラゴン型の怪物。文献によって翼の有無が分かれるが、いずれにしろ小型で60cm程しかない。その体に触れただけで生死に関わるほどの猛毒を持っており、一度噛まれればどんな生物であろうと即死してしまうという。ただ、アスピスは音楽がめっぽう苦手であり、音楽を聞かせると地面と自分の尾を使って耳をふさごうとする(つまり横倒しになる)。この状態に持ち込めば人間でもやすやすと逃げることができる。
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アスピス(Aspis)
「動物寓話集(Bestiary Bodleian Library MS. Bodl. 764)」(1226–1250)より
ページ:f096r
著者不明
ボドリアン図書館(Bodleian Library)蔵
Copyright : public domain
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アスピス(Aspis)
「動物寓話集(ジェラルド・オブ・ウェールズのトポグラフィア・ヒベルニカからの追加を含む)(A bestiary with additions from Gerald of Wales's Topographia Hibernica)」(12世紀後半-13世紀前半)より
ページ:f061r
著者不明
大英図書館(British Library)蔵
Copyright : public domain
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アスピス(Aspis)
「自然の魅力(Der naturen bloeme/The Flower of Nature)」(1350)より
ページ:f122ra
ヤーコブ・ファン・マールラント(Jacob van Maerlant)著
オランダ国立図書館(Koninklijke Bibliotheek/Royal Library of the Netherlands)蔵
Copyright : public domain
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