アメミット

アメミット

Amemait

エジプトに登場する死を司る怪物。「アムムト(Ammut)」、「アムミト(Ammit, Am-mit)」、「アメルマイト(Amermait)」、「アミト(Ammit)」とも呼ばれる。ワニの頭を持ち、胴体は猫科の大型捕食動物(ライオンであることが多い)、臀部(尻)はカバで表される。「霊を貪り食う者」と称される。元々はレーに随行しレーやオシリスが打ち負かした敵を食べてしまう蛇の姿をした怪物であったが、オシリスの神話と結び付けられ罪人の魂を食べる怪物とされた。つまり、オシリスの死者の審判において、善人とされた者は真実の神マートに導かれるが、悪人とされた者はアメミットの手にかかり、丸呑みにされてしまうのである。

地域・カテゴリ
キーワード
文献
  • This Page Last Updated: 2016-01-28