明かりなし蕎麦
あかりなしそば
本所七不思議に数えられる怪異現象の一つ。「燈無蕎麦」とも書かれる、本所(現在の東京都墨田区南部)の南割下水にあったという明かりのついてない人気もしない蕎麦屋台のことで、誰かが気を利かしてその蕎麦屋の行灯に火を灯してもすぐ消えてしまう。さらにこうして火を灯した人の家では必ず不幸が起こったという。逆に「消えずの行灯」と呼ばれる、誰も油を足していないのに無人の蕎麦屋台でずっと消えずに燃え続ける行灯の話もある。
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