アカマター
沖縄において赤の黒の美しい縞の斑蛇を指す言葉。「マッタブ」とも呼ばれる。美男子に化けて村の娘を誘い子供を孕ませるという。アカマターは古い鍋蓋や壊れて捨てられたカカシの下などに棲むと考えられたため、鍋蓋を捨てる時は逆さにしたり、木の枝にかけて捨てる。奄美群島でもアカマターは女を孕ませるとされ、アカマターを見たら唾を三回吐いて追い出す。蛸はアカマターと化けた姿であり、アカマターが波打ち際で潮につかりながら自分の体を盛んに岩に打ち付けて、蛸に化ける様が良く見られるという。
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