アフ Af ユダヤにおいて怒りと人間の死、処罰を司る天使。名前は「怒り」を意味する。ケゼフ、ハロン・ペオル、ヘマ、マシュヒトとともに破壊の天使ともされる。アフとヘマは兄弟の天使であり、二人とも背丈が500パラサング(約2800km)もあったという。 説話によれば、アフはヘマと協力し、モーセを飲み込もうとしたことがある。これはモーセが息子ゲルショムに割礼(=契約の儀式)を施さなかったためだが、モーセの妻チッポラがゲルショムに割礼を施したためモーセをこれを免れ、逆にヘマはモーセに殺されてしまった。 地域・カテゴリ ヨーロッパ全般 キリスト教・ユダヤ教 キーワード 死・冥界 文献 13