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説明
シベリアのアルタイ人における創造神。名前は「大いなる者」を意味する。大地を作り、三尾の魚にそれを支えさせた神(この魚が時々こらえきれなくなって寝返りを打つので地震が起こるとされる)。邪神エルリクによって人々が罪を侵すようになったとき、ユルゲンは人々に真の神を敬うことを教えるため救済の神マイデレを使わした。マイデレはエルリクに殺されてしまうが、マイデレの死んだ体から吹き出した矢によってエルリクの手下は全員焼き殺され、エルリクは冥界に追放される。
ユルゲンは天に住み下界に積極的に関わらない神とされている。シャーマンがユルゲンに話を聞いてもらうには供物などを捧げ儀式によって天に昇らなければならないが、ユルゲンは直接姿を表すことはなく、ユルゲンの使者が話を聞くという。光線で囲まれた姿で描かれることがある。
参考文献
- 02東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
- 監修:山北篤
- 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社