ワッカウカムイ

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説明

アイヌにおいて水あるいは川を司る女性のカムイ。ただ顕現体は水や川そのものではなく川に棲むハリガネムシ(寄生虫の一種だが成虫は水中で自由生活を送る)だとされる。名前は「水のカムイ」の意。他に「ペットルンカムイ」ないし「ペッオルンカムイ(川にいるカムイ)」、「チューラッペマッカムイカッケマク(瀬を司るカムイの淑女)」という名前もある。別名の通りの美しい乙女だとされ、生命を育む生活に必須な川の水はワッカウカムイの乳であるとも考えられた。パセカムイ(重要なカムイ)の一人であり、ワッカウカムイへの呼びかけは蟹のカムイを通して行われた。

キーワード

参考文献

  • 02
    東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
    • 監修:山北篤
    • 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
    • 発行者:高松謙二
    • 発行所:株式会社新紀元社

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