ターラー

Tārā

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説明

仏教における女性形の菩薩。名前は「救済」、「星」、「瞳孔」などを意味する。アヴァローキテーシュヴァラのシャクティであり、その女性的側面を担う。アヴァローキテーシュヴァラの仕事を助けるためにその涙の一滴から生まれた、あるいはアヴァローキテーシュヴァラの目から輝き出る青い光線の中から生まれたとされる。このような出生からターラーはアヴァローキテーシュヴァラの救済から漏れた衆生をも救う、絶大な救済力を持つ尊格とされるようになった。ターラーはチベットではドゥルマ、日本・中国では多羅菩薩の名で知られる。

関連項目

キーワード

参考文献

  • 07ヴィジュアル版
    世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
    • 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
    • 著者:レイチェル・ストーム
    • 翻訳:山本史郎、山本泰子
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房
  • 44図解 曼荼羅の見方
    • 著者:小峰彌彦
    • 発行者:石原大道
    • 発行所:有限会社大法輪閣
  • 47密教辞典
    • 編集:佐和隆研
    • 発行者:西村七兵衛
    • 発行所:株式会社法藏館

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