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説明
シベリアの神話における光の神。インドの雷神インドラを原型とするとする説もある。世界中を毒で覆い、口から毒を吐いてすべての生き物を殺した大蛇ロジ(ロースン)と戦うため、最高神によって派遣されたオチルヴァニは、大きな鳥の姿となって爪でロジをつかみ、世界山に投げ落として殺したという。また中央アジアの伝承では、オチルヴァニは大地を創った造物主として登場する。
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参考文献
- 07ヴィジュアル版世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
- 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
- 著者:レイチェル・ストーム
- 翻訳:山本史郎、山本泰子
- 発行者:成瀬雅人
- 発行所:株式会社原書房