クシティガルバ

Kṣitigarbha

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説明

ボーディサットヴァ(菩薩)の一。日本では「地蔵菩薩」、中国では「地蔵王」として知られている。これらの名前はクシティガルバの語義「大地を取り囲むもの」から来ている。審判のあとに魂がたどる六道を見守っているのだといわれる。六道とは人間、阿修羅、悪魔、神々、動物、そして亡者たちがたどる宿命を指す。クシティガルバは忍耐強く地獄にいる人々を慰め、生前の悪行によって背負い込んだ重荷を少しでも軽くする方法を模索している。

やがてクシティガルバは、全ての旅人の守護神だと考えられるようになった。インドより中国と日本で信仰を集めた。

キーワード

参考文献

  • 07ヴィジュアル版
    世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
    • 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
    • 著者:レイチェル・ストーム
    • 翻訳:山本史郎、山本泰子
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房

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