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説明
仏教で仏尊を四つに分けた時の一つ(あとの四つは如来、明王、天)。サンスクリットの「ボーディサットヴァ(悟りを求める者)」の音訳である「菩提薩埵(ぼだいさった)」を略したもの。他に意味による漢訳から「覚有情(かくゆうじょう)」、「開士(かいし)」、「大士(だいし,だいじ)」、「大心衆生(たいしんしゅじょう)」などとも呼ばれる。実際には菩薩とされる諸尊はすでに悟りを得ており、如来になる準備ができているにも関わらず、輪廻の輪の中にとどまって人々を救済しようという者たちのことである。元々は悟りを得る前の釈迦を表す言葉だった。多くの菩薩は「菩薩形」と言われる髪を高く結い上げ宝冠を戴き、耳や胸や腕などに装身具を付けた穏和な表情で表される。これは菩薩の姿が如来になる前の釈迦、つまり王子の姿を基本としているからである。
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関連項目
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参考文献
- 07ヴィジュアル版世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
- 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
- 著者:レイチェル・ストーム
- 翻訳:山本史郎、山本泰子
- 発行者:成瀬雅人
- 発行所:株式会社原書房
- 34Books Esoterica エソテリカ事典シリーズ仏尊の事典 壮大なる仏教宇宙の仏たち
- 編集:増田秀光
- 発行者:中村雅夫
- 発行所:株式会社学習研究社