コタンコカムイ

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説明

アイヌにおいて、シマフクロウを顕現体とするカムイ。名前は「村を領有するカムイ」の意。「モシカムイ(=国を領有するカムイ)」とも呼ばれる。北海道に生息する最大種の猛禽類の一つであり、力強く暗視能力を持ち、正面にあるほかの鳥には無い眼の配置などに、アイヌ人は深く感銘を覚えたらしく、格の高いカムイとされている。キムンカムイ(熊のカムイ)は山を領有し、ンソッキコカムイ(シャチの主のカムイ)は海を領有するのに対して、コタンコカムイはコタン(里)を領有するカムイとして考えられていた。

国造りの伝説においては犬のカムイであるレエプカムイと共に国造りの神であるコタンカカムイに同行し、夜の間魔物たちに国造りを邪魔されないように見守る役目を負った。国造りが終わった後はレエプカムイと共に地上で子孫を繁栄させ、アイヌ(人間)達を守護することになった。

関連項目

キーワード

参考文献

  • 02
    東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
    • 監修:山北篤
    • 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
    • 発行者:高松謙二
    • 発行所:株式会社新紀元社

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