キムンカムイ

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説明

ヌプリコカムイとも呼ばれる。アイヌにおいて熊を顕現体とするカムイであり、熊の衣装(毛皮と肉)を来て「アイヌモシ(人間の世界)」に降り、衣装(皮=衣服と肉=食料)を人間に与えて「カムイモシ(カムイの世界)」に帰って行く。単に「カムイ」と言ったときはこのカムイを指すほどアイヌ人にとって代表的なカムイである。熊は大きく、力強く、牙と爪は鋭く脅威であり、しかしながら肉は美味くまた多く採れて、毛皮も便利。こういったことに対する恐怖と畏敬と感謝の気持ちから生まれたカムイである。山に住み、山を領土としている。

関連項目

参考文献

  • 02
    東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
    • 監修:山北篤
    • 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
    • 発行者:高松謙二
    • 発行所:株式会社新紀元社
  • 24妖怪事典
    • 著者:村上健司
    • 編集:山本敦
    • 発行者:山本進
    • 発行所:毎日新聞社

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