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説明
日本民俗信仰における台風や暴風雨の神。「一目連大神(いちもくれんだいじん)」とも。一目連とは中部地方において不意に吹く暴風、つむじ風のこと。暴風雨と光(稲妻)を伴って出現し日本中を暴れまわるとされる。地元では大雨と雷がいっしょにやってくると一目連が出かけた事の現われとして、その後風がなくなり海も穏やかになると喜んだが、周りの国からすれば一目連がやってくるということなので迷惑がられたという。
三重県桑名郡多度町の多度大社には、別宮として「一目連神社(いちもくれんじんじゃ)」があり、社伝に従い天目一箇神が祀られている。百井塘雨の「笈埃随筆」に拠れば、この社に棲む一目連とは一目の龍であり、扉のない社から一目連が出ていくと、付近に雨が降り雷電が走るという。
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参考文献
- 18日本の神様読み解き事典
- 著者:川口謙二
- 編集:川口謙二
- 発行者:芳賀啓
- 発行所:柏書房株式会社
- 24妖怪事典
- 著者:村上健司
- 編集:山本敦
- 発行者:山本進
- 発行所:毎日新聞社