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説明
仏教において文殊菩薩の眷属とされる文殊八大童子の一尊。サンスクリット名を「アチンティヤマティ(Acintyamati)="信じられないような考え"の意」といい、「不思議慧童子」のほか「不思議慧菩薩(ふしぎえぼさつ)」とも呼ばれる。また音写では「阿進底也麼底(あしんていやまてい)」、と称する。胎蔵界曼荼羅では文殊院の南端(右側)の五奉教の中央に配される。その像容は一髻の身色肉色の天女形の童子で、杖頭に半月が、半月の上に星型がついた棒を両手で持ち蓮上に跪く姿で表される。真言は「曩莫三滿多沒馱喃阿尾娑麼野儜曳娑嚩賀」(不思議童子真言・T0852)。
関連項目
参考文献
- 47密教辞典
- 編集:佐和隆研
- 発行者:西村七兵衛
- 発行所:株式会社法藏館
- 57佛教大辭典
- 著者:望月信了
- 発行者:坂田良弘
- 発行所:佛教大辭典發行所