ガルム

Garm, Garmr

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説明

ゲルマン神話における冥府ニブルヘイムの番犬。「怒れるもの(gramr)」が語源だと思われる。冥府の女王ヘルの国「ニブルヘイム」の入り口となっている切り立った洞窟「グニパヘリル(Gnipahellir)」に鎖で繋がれており、無闇にニブルヘイムに近づく生者などを追い払ったという(ただし、オーディンが通った時は例外として襲わなかった)。巨大で血を滴らせた四つ目を持った犬の姿をしている。ラグナロクの時には、鎖から解き放たれ、ミズガルズで魔軍の有力な一員として戦う。ガルムはラグナロクの始まりと終わりを声高く吠えて宣言する。つまりラグナロクにおいて最後まで生き残るがティルと壮絶な死闘を演じともに死ぬとされる。

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参考文献

  • 03
    幻想動物辞典 DICTIONARY OF THE MONSTER
    • 著者:草野巧
    • 編集:株式会社新紀元社編集部
    • 発行者:高松謙二
    • 発行所:株式会社新紀元社
  • 04
    悪魔辞典 DICTIONARY OF DEMONS AND DEVILS
    • 監修:山北篤、佐藤俊之
    • 著者:桂令夫、佐藤俊之、他
    • 発行者:高松謙二
    • 発行所:株式会社新紀元社
  • 10シリーズファンタジー百科
    世界の怪物・神獣辞典
    • 著者:キャロル=ローズ
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房

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