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説明
古代エジプトのヘリオポリスで崇拝された神鳥。その姿は青鷺ないしセキレイに似ているが、身体は黄金色をしている。太陽神レーと関係が深く、レーはこの世のはじめに混沌の海からベンヌの姿で誕生し、ベンベン石というオベリスク(記念碑)の上に舞い降りたといわれる。また太陽はベンヌの産んだ卵から誕生したとする伝承もある。この世の最初に誕生した鳥であることから、ベンヌの鳴き声によってこの世の時間が開始されたとも言われる。ベンヌは死と再生のシンボルともされるため、古代ギリシャ・ローマの学者たちはこの鳥をフェニックスと同一視した。
キーワード
参考文献
- 03幻想動物辞典 DICTIONARY OF THE MONSTER
- 著者:草野巧
- 編集:株式会社新紀元社編集部
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社
- 10シリーズファンタジー百科世界の怪物・神獣辞典
- 著者:キャロル=ローズ
- 発行者:成瀬雅人
- 発行所:株式会社原書房
- 30Truth In Fantasy 64エジプトの神々
- 著者:池上正太
- 発行者:高松譲二
- 発行所:株式会社新紀元社