バロール

Balor

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説明

ケルト神話に登場する巨人族フォモールの王。「バラル(Balar)」とも呼ばれる。また「邪眼のバロール」と称され、額の中央に一つだけある巨大な目は、一瞥しただけですべてを破壊することが出来たという。ただ、その巨大な目のまぶたは非常に重く、持ち上げるには4人の男の力が必要だったとされる。また別の伝承では両眼あったとされるがやはり片方の眼は常に閉じている魔法の眼だった。バロールはこの「邪眼」により無敵を誇ったが、自分の孫でトゥアハ・デ・ダナーン(ダーナ神族)についたルーが、「邪眼」が開いたときを狙ってその眼に岩を投げつけて眼を潰され殺されてしまう。これは「自分の孫に殺される」という予言どおりであった。

関連項目

キーワード

参考文献

  • 01
    西洋神名辞典 DICTIONARY OF GODDESSES AND GODS
    • 監修:山北篤
    • 著者:稲葉義明、桂令夫、他
    • 発行者:高松謙二
    • 発行所:株式会社新紀元社
  • 04
    悪魔辞典 DICTIONARY OF DEMONS AND DEVILS
    • 監修:山北篤、佐藤俊之
    • 著者:桂令夫、佐藤俊之、他
    • 発行者:高松謙二
    • 発行所:株式会社新紀元社
  • 09ヴィジュアル版
    世界の神話百科 ギリシア・ローマ/ケルト/北欧
    • 著者:アーサー・コットレル
    • 翻訳:松村一男/蔵持不三也/米原まり子
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房
  • 10シリーズファンタジー百科
    世界の怪物・神獣辞典
    • 著者:キャロル=ローズ
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房

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