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説明
ポリネシア東部のツアモツ諸島における天空神および原初の神。アテアには「ファアホトゥ(Fakahotu)」という妻がいたが二人の間に生まれた子供はファアホトゥが授乳するたび死んでしまうので、二人は性を交換しアテアは両性をもつ神になった。その後殺そうとしたタネ(=タネ・マフタ)に逆に殺されたとも、自らを分離しランギ(=ランギ・ヌイ)とパパ(=パパ・ツ・ア・ヌク)になったともされる。ツアモツ諸島の王家の一つはアテアの子孫を自称する。クック諸島にあるマンガイア島ではヴァテアと呼ばれる。
参考文献
- 02東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
- 監修:山北篤
- 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社