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説明
インド神話においてアスラ族の一人とされる存在。アガースラとは「アガ」という名のアスラ、という意味。悪王カンサの将軍であると伝えられる。ヒンドゥー教経典の一つ、「バーガヴァタ・プラーナ」によれば、アガースラはアジャガラという巨大な蛇の姿で、英雄神クリシュナとその仲間たちを飲み込もうと画策する。アガースラの口は見たところ洞窟の入り口そっくりだったので、クリシュナを除く仲間たちと、その家畜は騙されて中に入ってしまう。このことを知ったクリシュナは、仲間たちを救い出し、アガースラを倒したとされる。この経典中では、クリシュナはヴィシュヌのアバターラ(化身)と一つとされているので、アガースラはヴィシュヌに倒されたことになる。
キーワード
参考文献
- 03幻想動物辞典 DICTIONARY OF THE MONSTER
- 著者:草野巧
- 編集:株式会社新紀元社編集部
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社
- 04悪魔辞典 DICTIONARY OF DEMONS AND DEVILS
- 監修:山北篤、佐藤俊之
- 著者:桂令夫、佐藤俊之、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社