ヨワルテクートリ
Yohualtecuhtli
「ヨワルトナティウ」と呼ばれることもある。字義は「夜の神」。太陽神トナティウに対応する神であり、それがゆえ「夜の太陽」である。太陽と金星が地下世界で一緒になって、宇宙的な日々のサイクルが終わると信じられていたため、双方の天体の神ともみなされている。またトシウモルピリア祭(「年を束ねる」の意で、太陽の存続を保証するための再生儀式)の重要な儀式である人身御供をはじめる際、真夜中に天頂に出現するプレアデス星団の星の一つはヨワルテクートリに見立てられた。通常、この神は暗闇や真夜中、さらに周期の終焉を象徴し、世界の方位では四方位の一つではなく、中心を司るとされていた。
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