山彦
やまびこ
日本において、山で発した声が反響して返ってくる現象(エコー)についた名称。「やまひこ」とも読む。また「山響き(やまひびき)」、「山の小僧(やまのこぞう)」などの名で呼ぶ地方もある。山彦は山に棲む妖怪、あるいは神、精霊であり、発した声が返ってくるのは山彦がその声に応えて返していると解され、それが故現象自体も「山彦」と呼ばれた。この経緯は木霊も同様である。
山彦は妖怪画にも頻繁に描かれ、決まって犬のような耳を持つ猿に似た姿で手を曲げて両腕を広げた格好で描かれる。
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