ウェンディゴ

ウェンディゴ

Wendigo

イヌイットやオジブワ族などに伝わる怪物、ないし恐ろしい精霊。「ウィエンディゴ(Wiendigo)」、「ウィンディゴ(Windigo)」とも。ウェンディゴは災厄の前兆であり、ウェンディゴが現れると誰かが病にかかったり、高熱を出して死んでしまったりといったことが起こる。反対にウェンディゴを倒しさえすれば、病が治るとされる。伝説では獣の熱い油で満たした穴にウェンディゴを落としたところ、心臓が溶けて死んだという。アルゴンキン族の伝承では食糧を持たずに道に迷った猟師が、人間を食べてウェンディゴに変容したとされる。カナダのベレンス湖に住むとされたウェンディゴは水陸両棲の怪物で、漁の網を破って魚を捕れなくするとされる。

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  • This Page Last Updated: 2015-12-08