ウォーターリーパー
Wator Leaper
イギリスのウェールズ地方にある沼沢地に棲むという妖精。「Leaper」とは「飛び跳ねるもの」といった意味。「サムヒギン・ア・ドゥール(The Llamhigyn y dwr=水を跳ね渡るもの)」とも呼ばれる。手足の無い巨大なヒキガエルに長く先細りとんがった尻尾と2枚の発達した羽状のヒレを持った姿をしており、そのヒレを使って沼地をバチャバチャと跳ね回る。アルビノのように白い姿をしているともされる。淡水魚の守護霊とも考えられており、網を破いたり、釣り糸を切ったりするとされる。身の危険を感じると鼓膜もやぶれんばかりの甲高い叫び声を発し、この音を聞くと死んだり、金縛りになったり、あわてて沼に落ちたりところをこの妖精に食べられたりしてしまう。
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