海座頭

海座頭

うみざとう

三陸沖の海に出る海坊主の一種。鳥山石燕の「画図百鬼夜行」では手に杖を持ち琵琶を背負った盲目の琵琶法師の姿で描かれている。伝承では巨人だとされており、月の終わり頃にしばしば海の上を歩き回り、海坊主と同じように漁師を驚かしたり、船を転覆させたりすることがあるという。ただ、海座頭が言ったことに素直に答えれば姿を消すといわれている。どう言うわけか海坊主とは出現する時期が異なり、海坊主が現われなくなった頃に出現するとされる。

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  • This Page Last Updated: 2016-01-26