恙虫
つつがむし
日本において妖怪の一種だと思われていたダニ。恙虫は日本では山形・新潟の各県の河川の流域に発生し、これに刺されると頭痛、食欲不振が起こり、発病一週間くらいから全身に赤い斑状発疹が現れ、その後死んでしまう(現在では特効薬がある)。恙虫自体ではなくリケッチア・オリエンタリス(Rickettsia orientalis)という病原体を恙虫が媒介するため起こる。「健康である。元気で何より」と言った意味の「恙無(つつがな)い」という言葉はこの妖怪から派生した言葉だとされる。
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