トリポデルー
Tripoderoo
アメリカの噂話やほら話を起源とする怪物、フィアサム・クリッターの一種。「トリポデロ(Tripodero)」とも呼ばれる。名前は「Tripod(三脚)」から来ていると思われる。ウィリアム・トーマス・コックス(William Thomas Cox)著「Fearsome Creatures of the Lumberwoods, With a Few Desert and Mountain Beasts」(1910)などに紹介されている。伸縮自在な脚と、カンガルーのように強靭な尾を持っており、これを利用してチャパラル(低木林)の上まで頭を出したり、逆にコンパクトに茂みの中に隠れたりすることができる。頭の大部分を占める鼻は、強力な噴出力で泥の塊を射出することができ、これを遠方から獲物に当てて、失神させて食べてしまうのだという。泥の塊は連続して射出できるように左顎に蓄えられるという。トリポデルーは、「Collapsofemuris geocatapeltes」という「学名」を与えられている。
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トリポデロ(THE TRIPODERO)
ウィリアム・トーマス・コックス(William Thomas Cox)著
「木こりの森の恐ろしい動物たち(砂漠と山の獣たちをわずかに含む)(Fearsome creatures of the lumberwoods : with a few desert and mountain beasts)」(1910)より
ミシガン大学(University of Michigan)蔵
Copyright: public domain
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トリポデロ(TRIPODERO)
ヘンリー・H・トライオン(Henry H. Tryon)著
マーガレット・ラムゼイ・トライオン(Margaret Ramsay Tryon)画
「フィアサムクリッター(Fearsome critters)」(1939)より
ミシガン大学(University of Michigan)蔵
Copyright: public domain
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