トイポクンオヤシ
樺太のアイヌに伝わる妖怪。名前は「地下のお化け」を意味する。体の一部、特に性器だけ地表に出して人間を驚かす。例えば女性が林を歩いているときは行く手の地面から突然キノコのようなものが現われピョコピョコと動く。これは男のトイポクンオヤシである。女のトイポクンオヤシもいてこちらは男性の前に現われる(やはり性器しか出さない)。いずれのトイポクンオヤシも相手のものを誉めて「やりたいならやろう」と性交の真似をすると満足して退散するという。
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