手の目

手の目

てのめ

日本における妖怪の一種。顔に目がなく、鼻・口・耳があるのみで、両手の手のひらに目のついた姿をしている。目の見えない者が騙されて殺されたとき、その怨霊がこの妖怪になったとされる。両手の目で復讐する相手を探しさまよっているとされる。江戸時代に書かれた「諸国百物語」によれば、この妖怪は80歳くらいの老人の姿で京都七条河原の墓所にしばしば出現し、若者が面白がって肝試しに行くと、髪を振り乱して追いかけてきて若者の骨をガリガリと食ったという。

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  • This Page Last Updated: 2015-12-21