スクオンク
Squonk
アメリカの噂話やほら話を起源とする怪物、フィアサム・クリッターの一種。名前は元々「スカンク(skunk)」の変形だったのかもしれない。スクオンクはとても見難い生物で、しわのよった肌はホクロやイボに覆われている。自分の醜さをよく承知
アメリカの噂話やほら話を起源とする怪物、フィアサム・クリッターの一種。ウィリアム・トーマス・コックス(William Thomas Cox)著「Fearsome Creatures of the Lumberwoods, With a Few Desert and Mountain Beasts」(1910)に紹介されたもの。名前は元々「スカンク(skunk)」の変形だったのかもしれない。おもにペンシルバニアのヘムロックの森に生息するとされる。スクオンクはとても醜い生物で、しわのよった肌のうえさらにホクロやイボに覆われているという。自分の醜さを自覚しているのでいつも泣いており、日中は姿を表さず黄昏時や夕暮れ時に行動する。多くの人がスクオンクを捕まえようとその涙の跡を追いかけたが、滅多に捕まらないという。たまに捕まえても、スクオンクを入れた袋を開けてみるとスクオンクは涙と化して泡しか残っていない。このために同著において「ラクリマコルプス・ディッソルウェンス(Lacrimacorpus dissolvens=溶けて涙の体となるもの)」という「学名」を与えられている。
していて、いつも泣いていて日中は姿を表さず夜中に行動する。多くの人がスクオンクを捕まえようとその涙の跡を追いかけたが、滅多に捕まらないという。たまに捕まえても、スクオンクを入れた袋を開けてみるとスクオンクは涙と化して泡しか残っていない。このため、「ラクリマコルプス ディッソルウェンス(Lacrimacorpus dissolvens=溶けて涙の体となるもの)」という「学名」がある。- 画像
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スクオンク(THE SQUONK)
ウィリアム・トーマス・コックス(William Thomas Cox)著
「木こりの森の恐ろしい動物たち(砂漠と山の獣たちをわずかに含む)(Fearsome creatures of the lumberwoods : with a few desert and mountain beasts)」(1910)より
ミシガン大学(University of Michigan)蔵
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