藻居そうきょ
Zăo-jū
中国における水と木の精霊の一人。身長が20cmもない小さな老人の姿で、夏は森林に棲み、冬は川に棲むという。あるとき、この藻居が漢の武帝の前に出現し、何も言わずに天井と床を指差して消えたことがあった。賢者と名高い東方朔は、これは宮殿建設の為に精霊の住む林を伐採するのを止めるように頼みにきたのだと解説した。皇帝はこの意見を聞いて宮殿建設を中止したが、その直後に瓠子河を行幸すると、精霊たちが出現し、楽器を演奏し、歌を歌って返礼したと言う。
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