セラフィエル
Seraphiel
旧約聖書偽典「第3エノク書(ヘブライ語エノク書)」やグリモア「ヘプタメロン(Heptameron)」などにみえる天使の一人。「セラフィエル・H(Seraphiel H')」とも呼ばれる。「セラピエル(Serapiel)」は異称とされるときがある。"天上の階級"の最高位セラフの名の起源となった天使でセラフの指揮官。ただし、イェホエルなどの他の天使が指揮官とされる場合もある。第3エノク書に拠れば、その背丈は7つの天の高さに並ぶほど巨大で、顔は天使、体は鷲のようで雷光のように輝いており、頭には「世界全体と同じ大きさの」サファイアを戴く。また体には空の星のように無数の目が付いており、金星であるという。