施無畏菩薩せむいぼさつ
Abhayaṃdada
仏教における菩薩の一尊。サンスクリット名を「アバヤムダダ(Abhayaṃdada)」といい、これは音訳では「阿佩延娜娜(あばえんだだ)」と称し、「恐れのない(安心できる)状態を与える」を意味するため「施無畏」と訳す。また「施一切衆生無畏(せいっさいしゅじょうむい)」とも呼ばれる。、胎蔵界曼荼羅の除蓋障院の上より数えて三番目に配する。右手で施無畏印を、左手で金剛拳を結ぶ姿で表される。密号を「自在金剛(じざいこんごう)」(胎藏金剛教法名號)、種字は「र(ra)」(両部曼荼羅私抄)、三昧耶形は施無畏手、真言は「曩莫三滿多沒馱喃囉娑難阿佩延娜娜娑嚩賀」(施無畏菩薩真言・T0852)。
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施無畏菩薩(ぜむいぼさつ)
「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v03p006
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain三十日秘仏の一尊(廾二日)として
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施無畏菩薩
国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 地之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain