施無畏菩薩

施無畏菩薩せむいぼさつ

Abhayaṃdada

仏教における菩薩の一尊。サンスクリット名を「アバヤムダダ(Abhayaṃdada)」といい、これは音訳では「阿佩延娜娜(あばえんだだ)」と称し、「恐れのない(安心できる)状態を与える」を意味するため「施無畏」と訳す。また「施一切衆生無畏(せいっさいしゅじょうむい)」とも呼ばれる。、胎蔵界曼荼羅の除蓋障院の上より数えて三番目に配する。右手で施無畏印を、左手で金剛拳を結ぶ姿で表される。密号を「自在金剛(じざいこんごう)」(胎藏金剛教法名號)、種字は「र(ra)」(両部曼荼羅私抄)、三昧耶形は施無畏手、真言は「曩莫三滿多沒馱喃囉娑難阿佩延娜娜娑嚩賀」(施無畏菩薩真言・T0852)。

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  • This Page Last Updated: 2022-02-18