サウレ Saule バルトにおける太陽と蛇の女神。蛇の王冠をかぶった女性の姿で表される。この王冠は富や豊穣をあらわすものであり、サウレの恩恵を受けようという者はみな家に緑色の蛇を飼っていた。蛇を殺したりするとサウレの怒りを受けることになる。サウレは水差しから金色の液体────を地上に注ぐことによって世界に光を与えているとされた。夜空の星々はサウレの月神メーヌとの間に生まれた子、明けの明星は雷神ペルクノとの間に生まれた子とされる。 地域・カテゴリ 東・中央ヨーロッパ バルト地域 キーワード 蛇・龍・ドラゴン 太陽 文献 09