サトゥルヌス

サトゥルヌス

Saturnus

ローマ神話における農耕神。英語読みの「サターン」の名で一般的に知られている。ギリシア神話のクロノスに比定されるが、クロノスとは違いラティニウムの最初の王とされており、しかもその治世は「黄金時代(神話中で人間の期限とされる時代)」であったとされる。サトゥルヌスは人々に農耕を教え、文明を与えた。サトゥルヌスの妻は本来ルアだったとされるが、後になってオプスが妻とされるようになった。これはオプスがクロノスの妻であるレアを同一視されたためだと思われる。ローマでは12月にサトゥルナリア(サトゥルヌス祭)があり、これは一年で最もにぎわう祭りである。

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  • This Page Last Updated: 2015-12-22