覚 さとり 日本の妖怪の一種。毛むくじゃらの大男だとされる。猟師や樵が山小屋で火を焚いていると現われ、人の心を読んで隙あらば取って食おうとする。しかし人が囲炉裏の薪などをくべたとき、偶然に火の粉が当たったりすると、人間とは思わぬことをするものだとか言いながら逃げていく。また、一説ではまったく人間に危害を加えないが、人間がよからぬことを考えると、それを察してたちまち逃げていくという。 関連項目 山地乳 地域・カテゴリ 日本 妖怪・その他 文献 03 24