三身人さんしんじん
Sanshenren
中国の古代の地理書「山海経」の海外西経、および大荒南経の項に記されている奇妙な部族の一つ。単に「三身」ともいう。「三身国」と言う国に住む人々のことで、海外西経によれば、三つの体が一つの首でつながっている姿をしているという。また大荒南経によれば、三身人は不庭山という山にいて、帝俊の妻である娥皇の子孫であり、皆「姚」の姓を名乗り、黍(きび)を食べ、四鳥を使役するという。
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三身(さんしん)
「和漢三才圖會(わかんさんさいずえ)」(1890)より
ページ:v02p160
寺島良安著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain
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三身
「山海經(せんがいきょう)」(不明)より
ページ:v04p017
郭璞(伝)著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain大荒之中 有不庭之山 榮水窮焉 有人三身 帝俊妻娥皇 生此三身之國 姚姓 黍食 使四鳥
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三身国
「唐土訓蒙圖彙(もろこしきんもうずい)」(1802)より
ページ:v02p040
平住専庵著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
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三身國
「山海經(せんがいきょう)」(不明)より
ページ:v03p011
郭璞(伝)著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain三身國在夏后啓北 一首而三身
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