サマンタバドラ Samantabhadra 仏教におけるボーディサットヴァ(菩薩)の一尊。漢名を「普賢菩薩(ふげんぼさつ)」と称する。大乗仏教における重要な菩薩で、仏法の慈悲を象徴する。マンジュシュリー(→文殊菩薩)とともにゴータマ・ブッダの従者として描かれることが多い。六つ(三対)の牙を持つ象に乗った姿で表され、この六つの牙は六識のあらゆる障害に打ち勝ち、悟りへといたる智慧の力を象徴しているという。 地域・カテゴリ インド亜大陸 仏教 文献 07