囀り石
さえずりいし
「囀石」とも。日本の群馬県に伝わる吾妻郡中之条町大道のある物言う怪石。同じく「囀り石」と書いて「しゃべりいし」とも読む。昔、親の仇を探して旅をしていた男がこの石を寝床にして野宿しようとしたところ、親の仇相手の場所をしゃべる声が石の中から聞こえ、そのお陰で仇を討つことができたという。それ以来石は度々人の声を発するようになったが、これを恐れた人が石の角を切って落としたらしゃべらなくなった。切り取られた部分は大道から1.5km程離れた蟻川まで飛んだいったという。現在は群馬県の文化財に指定されている。
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