ルサールカ
Rousalka
スラヴに伝えられる水魔。若くした水死した娘たちの霊魂といわれており、常に若い娘の姿で現れる。大勢で集まって暮らしており、いつもは水中に住んでいて、漁師の網を破いたり、雨を呼んだり、水車や石臼を壊したりする。しかし夏になると、陸にあがって、岸辺や森でダンスしたり、気に登って遊んだりするという。ルサールカがステップを踏んだところはよく草木が成長するという。ルサールカは北と南ではなぜか性格が違っており、一般的に北のルサールカはさながら水死体のような格好をしていて水場に近づくものをだれかれ構わず水中へと引きずり込み、死ぬまで水中でつつきまわして苦しめ抜く。南のルサールカは綺麗な格好をしており、薄絹一枚をまとっただけの妖艶な姿で男たちを誘惑して、水場へと引き寄せ、快感を伴った死をもたらす。