"龍身人面神"

"龍身人面神"りゅうしんじんめんしん

Lóng shēn rén miàn shén

中国最古の地理書とされる「山海経」の中山経の中次十経において言及される山神のこと。首陽之山、虎尾之山、繁繢之山、勇石之山、復州之山、楮山、又原之山、涿山、丙山の九山の神で、みな体が龍で人面の姿をしているという。この神を祀るには毛(獣のこと)として一羽の雄鶏を用い埋める。また糈(神饌)は五種用意する。九山のうち堵山(楮山のことか)は長(冢)であり、祀るには羞(ご馳走)として酒と少牢(羊と豚の供物)を用い、嬰(儀式の一種)には毛と一つの璧を用い埋める。さらに騩山は帝(冢の上の格)であり羞には酒と太牢(牛・羊・豚の供物)を用い、巫(みこ)と祝(はふり)の二人が合わせて舞い、嬰には一つの璧を用いる。
※"龍身人面神"は固有名称を持たないための(サイト上の)便宜名です。

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  • This Page Last Updated: 2021-06-02