王城守護の三十番神
おうじょうしゅごのさんじゅうばんじん
三十番神の一種で神祇家による所伝とされるものの一つ。「左青龍八神」は京都の東にある将軍塚青龍殿、「前朱雀八神」は京都の南にある男山および石清水八幡宮、「右白虎八神」は京都の西の高尾山の鳴滝川、「後玄武八神」は京都の北にある糺の森(賀茂御祖神社)のことで、この計三十二神により王城を守護するのだという。各神は十干と十二支、および日月、山、河、火、水などの自然を司る神名を混成して配置している。
- 《王城守護の三十番神》
- 左青龍八神
第一:寅神
第二:甲神
第三:日神
第四:卯神
第五:乙神
第六:辰神
第七:雷神
第八:風神
- 前朱雀八神
第一:己神
第二:丙神
第三:火神
第四:午神
第五:丁神
第六:河伯神
第七:巳神
第八:地神
- 右白虎八神
第一:申神
第二:庚神
第三:月神
第四:酉神
第五:辛神
第六:太白神
第七:澤神
第八:天神
- 後玄武八神
第一:亥神
第二:壬神
第三:水神
第四:子神
第五:癸神
第六:海神
第七:龍神
第八:山神
※「諸社根元記」に依る