オト Ot モンゴルにおける炎の女王ないし「火母」。「ヤル=ウン・エケ(Yal-Un Eke)」とも呼ばれる。空と大地が分かれて世界が誕生したときに生まれたとされる。結婚式にはオトに祝う慣習があり、その光輝はあらゆる王国に浸透するとされる。もともとシベリアのチュルク族の地母神ウマイと同一の神であったと思われる。彼女の対である男の精霊はオドカンと呼ばれるが、オトに対する信仰はオドカンよりもより古くから存在していた。 地域・カテゴリ 東アジア モンゴル キーワード 火・炎 文献 07