陰摩羅鬼

陰摩羅鬼

おんもらき

日本の妖怪の一種で、寺に棲み怠け者を見つけると出現するとされる。鳥山石燕の「今昔画図続百鬼」では中国の「清尊録」からの引用として、鶴に似た鳥で色が黒く、目が炎のように光り、翼を震わせて甲高く無くと説明されている。だが、絵の中の陰摩羅鬼は羽を抜かれた鶏のように不恰好な姿で、口から火を吹いている。普通、怠け者の僧の前に出てくるとされるが、「太平百物語」には近所の男が寺で昼寝をしていたら出てきたという話が紹介されている。

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  • This Page Last Updated: 2015-08-25