野鎌

野鎌

のがま

日本の高知県、徳島県などの山間部に伝わる妖怪。野山を歩いていると何もないところで転んでしまい、鎌で切られたような傷がつくときがあり、これを「野鎌が食う」などといい野鎌の仕業だと考えられた。徳島県祖谷地方では葬式の穴掘りなどに使った鎌をそのまま七日は墓場においておく習慣があったが、七日経っても持ち帰らないとその鎌は野鎌になるという。

地域・カテゴリ
文献
  • This Page Last Updated: 2015-08-28