エジプト・メンフィス神話における睡蓮の花の神。創造神「プター(Ptah)」と獅子の女神「セクメト(Sekmet, Sekhmet)」の間に生まれた(一説には猫の神バステトの息子)。獅子の頭を持つ男性神として壁画などには描かれる。しかし一般的には睡蓮の花の上に二本の羽を刺した髪飾りをつけた男性神として知られている。植物の神として豊穣、植物から採られる香油を司り、「食物の主人」と称される。また古代エジプトでは太陽は睡蓮の花から登ると信じられていた為、太陽と関連付けられ、太陽神としての属性をもつ神、あるいは太陽神「ラー(Ra)」の眷属として考えられるようになった。