毛民人もうみんじん
Máomín-rén
中国最古の地理書とされる「山海経」の海外東経の項に記されている神奇妙な姿の人々。単に「毛民」とも。「毛民国」に住む人々のことで名前の通り全身が毛におおわれた姿をしているという。また大荒北経にも毛民人の説明があり、それによれば「依」を姓とし黍を食べ四鳥を馴らし使うという。また英雄の禹のひ孫の修鞈が綽人を殺したとき、帝が哀れに思ってひそかに作らせた国が毛民国なのだという(つまり毛民人は綽人の子孫となる)。
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毛民國
「山海經(せんがいきょう)」(不明)より
ページ:v03p024
郭璞(伝)著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : public domain毛民之國在其北 爲人身生毛〔今去臨海郡東南二千里有毛人在大海洲島上爲人短小面體盡有毛如豬能穴居無衣服晉永嘉四年吳郡司鹽都尉戴逢在海邊得一船上有男女四人狀皆如此言語不通送詣丞相府未至道死唯有一人在上賜之婦生子出入市井漸曉人語自說其所在是毛民也大荒經云毛民食黍者是矣〕 一曰在玄股北
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